近年は老後の資金としてNISAやiDeCoで投資をする人も増えてきました。そういう私も、こう見えて投資歴15年です。今回は「私がなぜ株式投資を始めたのか」、そしてこれまでの投資歴について書いてみようと思います。
もともとお金は嫌いじゃなかった
そもそも私は、昔からお金が嫌いではありませんでした。(急に何?w)
かといって、ものすごく執着していたわけでもないのですが、ずっと心の中にあったのが、
「お金の勉強って、何をしたらいいんだろう?」
という疑問です。
貯金がマイナスになることもなく、
クレジットカードで使いすぎることもなく、
借金をした経験もありません。
子どもの頃から自然と損得を考える癖があったので、
「じゃあ自分は何を学べばいいの?」と、正直よく分かりませんでした(笑)
独身時代は
収入 − 支出 = 貯蓄
これを当たり前のように続けていましたし、借金してまで何かを買うという発想もありませんでした。
ちなみに今は住宅ローンがありますが、名義は夫なのでノーカウントです(笑)
「お金の勉強」を求めて株式投資へ
では、どうやってお金の勉強をすればいいのか。
そう考えた結果、行き着いたのが株式投資でした。
理由はシンプルで、
- 経済の動きが分かりそう
- 世の中の仕組みを知れそう
- お金の勉強にもなりそう
と思ったからです。
そんなわけで、私の株式投資の入口は、まさかのデイトレード。
……とはいえ、
毎日パソコンの前に張り付いて売買するようなことは、もちろんできませんでした(苦笑)
なにせ、元手がありません。
資金20万円、修行のような投資時代
当時の資金は20万円。
今のように少額で1株から買える仕組みもなかったので、
100株単位などの「単元株」で買う必要がありました。
その結果、選べるのは
1株1,000円以下の銘柄のみ。
- 1,000円 × 100株 = 10万円
- それを2銘柄
合計20万円をフル投入していました。
当然、株価はそう簡単に動きません。
利益も小さく、値下がりすればその分しっかり落ち込みます。
金額自体は少額ですが、当時の私(無職)にとっては大金でした。
投資本ばかり読んでいた頃
株の本を読んでも読んでも、いまいち腑に落ちない。
ローソク足の読み方を学んでは失敗し、
「少額から◯◯万円!」という本を読んでは撃沈し、
デイトレードの本を読んでは、また撃沈(笑)
完全に投資本ジプシー状態でした。
「元手が無いのに、デイトレやっとる場合か!」
と昔の自分に言いたいです(笑)
でもあの頃は、そんなことにも気付かないくらい
お金について解ってなかったんだと思います。
暴落と塩漬け、そして一度の撤退
その後、仕事に出るようになり、
株価を毎日チェックすることもなくなった頃
相場は大きく下落します。(暴落ですね)
数万円規模とはいえ、含み損を抱え、
「売らなければ損じゃない」と自分に言い聞かせて塩漬け状態に。
いったん取引から距離を置き、
利益が出ていた銘柄だけを整理して、ほぼ撤退しました。
たまに株価を見るくらいで、積極的な投資はしていませんでした。
出産をきっかけに始めたインデックス投資
転機は出産でした。
子どもの教育資金を考え、
長期で積み立てる投資を始めます。
目標!子供が20歳になるまでに1,000万円貯める。
今振り返ると、早い段階で証券口座を開き、
NISAを使っていた当時の自分を褒めてあげたいです(笑)
ただ、制度の理解は正直あいまいで、
「個別株も買いたいな〜」という理由から、
今思えばあまり効率の良くない選択もしていました。
それでも、当時の知識と環境の中では、
自分なりに考えた選択だったと思っています。
初めての積立投資
最初の積立額は月2万円。
- 日経平均連動のファンド
- 不動産系のファンド
- 世界分散型ファンド
などに、少しずつ分散して積み立てていました。
「日本なら分かりやすそう」
「不動産も持っておきたい」
「世界にも分散したい」
今思えば、考え方自体は悪くなかったと思います。
その後、第二子出産を機に積立額を増やし、
分配金が出るタイプの商品も試しましたが…
現在は整理して保有していません。(お察しください…苦笑)
そして高配当株へ…
インデックス投資を知り、
試行錯誤を重ね、
最終的にたどり着いたのが高配当株でした。
子どもが小さく、自由に働けない。
それでも収入は欲しい。
「寝ている間にも、少しでもお金が働いてくれたら」
そんな思いから、再び投資の世界に戻ります。
元手は相変わらず少額。
夫にお願いしながら、少しずつ株を買い集めました(笑)
有名企業や、配当利回りを見ながら、
無理のない範囲でコツコツと。
当時買った銘柄の中には、今も持ち続けているものがあります。
今と、これから
その後、投資について学べる環境に出会い、
知識も少しずつ整理されていきました。
今では、配当金が日々の固定費の一部を支えてくれるようになっています。
目標は
年間配当金360万円。(遠すぎてゴールが見えないw)
まだ道の途中ですが、
自由に近づくため、これからも続けていくつもりです。
振り返ると、投資を始めたばかりの頃の私は、
正直「よく分からないまま」株を買っていました。
それでも今があるのは、
リスクを取りすぎず、やめずに続けてきたから
だと思っています。
投資歴は長くなりましたが、
その大半は遠回りでした(笑)
正解を知ってから始めるのではなく、
走りながら自分なりの正解を見つけていく。
これからも、そんなスタンスで続けていこうと思います。
おしまい。
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